Renewal
リニューアル
ELEVATOR RENEWAL
エレベーターリニューアル
当社のエレベーターリニューアルは荷物用、人荷用、自動車用を主にし、ロープ式・油圧式いずれにも対応しております。
お客様の使用状況を考慮し、コスト・工期に応じた最適なリニューアルを提案をして、より長く安心してお使いいただけるようにいたします。
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1
エレベーターの寿命について
エレベーターには電気的及び機械的寿命があり、経年とともに劣化し性能低下となり、故障や不動のリスクが高くなります。
また年数が経過したエレベーターは部品供給が出来ないリスクも発生します。 -
2
リニューアルの必要性について
巻上機や油圧パワーユニット等の主要機器の突然の故障・劣化により、修理や部品確保が出来ない場合、長期に渡りエレベーターが使用できなくなる恐れがあります。
そのような事態を避けるため、計画的に20~25年でリニューアルすることをおすすめします。 -
3
安全性の向上
平成21年9月28日以降に設置された新設エレベーターには戸開走行保護装置(※1)の設置が義務付けられています。
しかしそれ以前に設置されたエレベーターでは、万が一ブレーキや制御装置に不具合が生じた際に人がカゴに挟まれるなどの重大事故につながる恐れがあります。
当社のエレベーターリニューアルではロープ式(常時作動型)、油圧式(待機型)いずれも二重ブレーキ構造となっており、安全性の大幅な向上が見込まれます。 -
4
リニューアルプラン
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ロープ式
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プランA
全撤去リニューアル
既設エレベーターの巻上機、制御盤、カゴ、乗場敷居・三方枠、レール等をすべて撤去し、新しいエレベーターに入れ替えとなり、最新の安全性能と耐震対策が施されます。
行政への確認申請が必要となり、また大掛かりな建築工事も発生します。 -
プランB
準撤去リニューアル
既設エレベータの乗場敷居・三方枠、レール等は残し、巻上機、制御盤、カゴ、電装品一式、ワイヤーロープ、調速機、カゴ・乗場操作盤等の交換となります。
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プランC
制御リニューアル
既設エレベーターのカゴ、乗場敷居・三方枠、レール等は残し、巻上機、制御盤、電装品一式、ワイヤーロープ、調速機、カゴ・乗場操作盤等の交換となります。
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油圧式
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プランA
全撤去リニューアル
既設エレベーターの油圧パワーユニット、制御盤、カゴ、乗場敷居・三方枠、レール、油圧シリンダー等をすべて撤去し、新しいエレベーターに入れ替えとなり、最新の安全性能と耐震対策が施されます。
行政への確認申請が必要となり、また大掛かりな建築工事も発生します。 -
プランB
準撤去リニューアル
既設エレベータの乗場敷居・三方枠、レール等は残し、油圧パワーユニット、制御盤、カゴ、電装品一式、ワイヤーロープ、調速機、カゴ・乗場操作盤等の交換となります。
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プランC
制御リニューアル
既設エレベーターのカゴ、乗場敷居・三方枠、レール等は残し、油圧パワーユニット、制御盤、電装品一式、ワイヤーロープ、調速機、カゴ・乗場操作盤等の交換となります。
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場所 機器 ロープ式 油圧式 プランA
全撤去リニューアルプランB
準撤去リニューアルプランC
制御リニューアルプランA
全撤去リニューアルプランB
準撤去リニューアルプランC
制御リニューアル機械室 制御盤 ● ● ● ● ● ● 巻上機 ● ● ● ー ー ー マシンビーム ● × × ー ー ー 油圧パワーユニット ー ー ー ● ● ● 作動油 ー ー ー ● ● ● 地震感知器
(S波・P波)● ● ● ● ● ● 停電時自動着床装置
(予備電源装置)● ● ● ● ● ● 荷重検出装置 ● ● ● ● ● ● 昇降路 ガイドレール ● × × ● × × カウンターウエイト
(つり合いおもり)● ○ × ー ー ー 油圧シリンダー ー ー ー ● ○ × 昇降路内各種スイッチ
(リミットSW・近接SW)● ● ● ● ● ● 制御ケーブル ● ● ● ● ● ● メインロープ ● ● ● ● ● ● 調速機・調速機ロープ ● ○ ○ ● ○ ○ 緩衝器 ● × × ● × × カゴ 操作盤 ● ● ● ● ● ● 照明器具(LED) ● ● ● ● ● ● 扉開閉機構 ● ● ○ ● ● ○ ドアモーター ● ● ● ● ● ● カゴ扉 ● ● × ● ● × カゴパネル ● ● × ● ● × カゴ床 ● ● × ● ● × 敷居 ● ● × ● ● × 乗場 操作盤 ● ● ● ● ● ● 乗場扉 ● ○ × ● ○ × 三方枠 ● × × ● × × 敷居 ● × × ● × × ● 交換または新設
〇 状況に応じて流用
× 既存使用
- 該当なし
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耐震対策
各地で震災クラスの地震が発生すると、その被害に応じて耐震対策が見直されます。新規に設置されるエレベーターには最新の耐震対策が施されていますが、既設エレベーターには設置当時の耐震指針しか満たされていません。
制御リニューアル実施とともに耐震対策を行うことが可能です。耐震クラスの推移
耐震クラス 主な耐震項目 81耐震 ・ガイドシュー外れ止め
・制御盤、巻上機、油圧ユニットの転倒
・移動防止
・昇降路内突出物に対する保護措置
・ロープガード
98耐震 ・ガイドシュー外れ止め
・制御盤、巻上機、油圧ユニットの転倒
・移動防止
・昇降路内突出物に対する保護措置
・ロープガード
・釣合おもり脱落防止
09耐震 ・ガイドシュー外れ止め
・制御盤、巻上機、油圧ユニットの転倒
・移動防止
・昇降路内突出物に対する保護措置
・ロープガード
・釣合おもり脱落防止
・地震時管制運転装置+予備電源
14耐震 ・ガイドシュー外れ止め
・制御盤、巻上機、油圧ユニットの転倒
・移動防止
・昇降路内突出物に対する保護措置
・ロープガード
・釣合おもり脱落防止
・地震時管制運転装置+予備電源
・釣合おもり枠の強度評価
98耐震対策の実例
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制御盤転倒防止部材取付 -
メインロープの綱車からの外れ防止部材取付 -
巻上機転倒防止部材取付 -
ガイドシューの脱レール金具取付 -
調速機ロープ引っ掛かり防止対策 -
長尺物の振れ止め対策 -
おもり枠開き止め取付
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オプション
カゴ内直話装置 万が一エレベーターが故障し、乗員が閉じ込めとなった際は、インターホンで当社サービスセンターと直接通話ができます。 カゴ内防犯カメラ カゴ内に防犯カメラを設置し、常時録画して一定期間データを保存します マルチビームセンサー
または光電管センサー部を遮ると、閉まりかけたドアは非接触で反転して挟まれることを防止します リモコン カゴ及び乗場各階に受信機を設け、フォークリフトや自動車の運転席に乗ったままリモコンでエレベーターの運転操作が可能です サービス階切り離し運転 カゴ操作盤に設置したキースイッチやカードリーダーで、エレベーターを特定の階に停止しないように運転できます 赤外線センサー 乗場各階の枠上部に装置を設置し、自動車用などで車両に乗ったままセンサーに近づくと、エレベーターを呼ぶことが出来ます リニューアル実例